2016年2月の記事一覧

基礎英語 第3回『be動詞 (is, am, are)』 -基礎から効率的に楽しく英語をマスターする勉強法

第3回授業:『be動詞 (is, am, are)』

第1回授業で紹介した5つの文型において、述語(V)には動詞が入ります。そして動詞には「一般動詞」と「be動詞」があります。今回は「be動詞」が何なのかを学習します。

【この回での理解目標】

be動詞には「 is 」「 am 」「 are 」の3種類あり、主語によって使い分けられます。これらの使い分けを覚えましょう。

【説明】

「be動詞」には「 is 」「 am 」「 are 」の3種類があり、基本的に「 です 」という意味です。主語に何がくるかによってこの3種類は使い分けられます。

<be動詞使い分け表>

人称   意味 主格
「~は、~が」
be動詞
1人称  単数 I am
複数 私たち we are
2人称  単数 あなた you are
複数 あなたたち you are
 3人称    単数   he is
彼女 she
それ it
複数 彼ら、それら they are

第2回授業で書いたように、主語(S)として使われるのは主格です。そして各主格によってbe動詞が使い分けられます。

上の表の通り、
「 私は~です 」と言う場合は「 I am ~. 」、「 あなたは~です 」と言う場合は「 You are ~. 」、「 彼女は~です 」と言う場合は「 She is ~. 」のようになります。

【例文】

私は先生です。
 I am a teacher.

あなたはとてもきれいですね。
 You are so beautiful.

彼は医者です。
 He is a doctor.

彼らは医者です。
 They are doctors.

それは私の本です。
 It is my book.

それらは彼女のペンです。
 They are her pens.

次回(3月3日)は、第4回授業:『現在時制』です。

【問題】

下の(   )内に適切なbe動詞を入れてください。

① 彼はとてもハンサムです。
He (   ) so handsome.

② それらは私のお気に入りの本です。
They (   ) my favorite books.

③ 私たちは医者です。
We (   ) doctors.

④ 彼女の母は看護師です。
Her mother (   ) a nurse.

⑤ 私の名前は山田です。
My name (   ) Yamada.

⑥ トムとケンは先生です。
Tom and Ken (   ) teachers.

⑦ これらの机は高価です。
These desks (   ) expensive.

答えは下記の通りです。
※ドラッグして確認できます。
① He is so handsome.
② They are my favorite books.
③ We are doctors.
④ Her mother is a nurse.
 My name is Yamada.
⑥ Tom and Ken are teachers.
⑦ These desks are expensive.

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基礎英語 第2回『代名詞』 -基礎から効率的に楽しく英語をマスターする勉強法

さあ、みなさん。英文の大まかな構造を理解できましたでしょうか?まだ完璧に理解する必要はありません。大きな枠で捉えてください。

第2回授業:『代名詞』

代名詞とは、「私」、「あなた」、「彼」、「彼女」、「それ」のように名詞の代わりをする単語のことです。ここでは人称代名詞と指示代名詞というものを紹介します。

【この回での理解目標】

英文では日本文より代名詞が多く使われます。ものすごく大事な品詞のひとつです。下記の表を必ず覚えておきましょう。

【説明】

こちらが人称代名詞の一覧です。

 

人称   意味

主格
「~は、~が」

所有格
「~の」
目的角
「~を、~に」
1人称 単数 I my me
複数 私たち we our us
2人称

単数

あなた you your you
複数 あなたたち you your you
3人称 単数 he his him
彼女 she her her
それ it its it
複数 彼ら、それら they their them

この表の見方は・・・
例えば、「私は」と言う場合は「 I 」、「私の」と言う場合は「 my 」、「私を、私に」と言う場合は「 me 」となります。

そして左端の項目の「人称」とは主語になるものが『話し手』、『聞き手』、『それ以外の人や事物』かを区別するものです。

1人称・・・話し手側のこと
2人称・・・聞き手側のこと
3人称・・・話し手と聞き手以外の人や事物

この「人称」については次の第3回授業以降で重要なものなので、各代名詞がどの人称になるかを覚えておきましょう。

また、主格は「~は、~が」という意味なので第1回授業で習った「主語(S)」で使われます。

目的格は「~を、~に」という意味なので第1回授業で習った「目的語(O)」や「補語(C)」の位置で使われます。

【例文】

私は先生です。 I am a teacher.
・これは私の本です。 This is my book.
・彼は私を愛しています。 He loves me.

あなたはとてもきれいですね。 You are so beautiful.
あなたの髪型はとてもかっこいい。 Your hairstyle is so cool.
・私はあなたを愛しています。 I love you.

彼女は大阪に住んでいます。 She lives in Osaka.
彼女の車は赤色です。 Her car is red.
・私は昨日彼女に会った。 I met her yesterday.

彼らは東京に行きました。 They went to Tokyo.
・私は彼らの名前を知っている。 I know their names.
・私は昨日彼らに会った。 I met them yesterday.

次回(2月25日)は、第3回授業:『be動詞(is, am, are)』です。

【問題】

下の(   )内に適切な人称代名詞を入れてください。

① 私は医者です。
(   )am a doctor.

② 彼は親切です。
(   )is kind.

③ 彼女はあなたのことが好きです。
(   )likes(   ).

④ これは彼女のカバンです。
This is(   )bag.

⑤ 彼らは英語を勉強しています。
(   )study English.

答えは下記の通りです。
※ドラッグして確認できます。
① I am a doctor.
② He is kind.
③ She likes you.
④ This is her bag.
⑤ They study English.

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基礎英語 第1回『英文の法則』 -基礎から効率的に楽しく英語をマスターする勉強法

それではさっそく第1回授業からスタートしていきましょう!(^0^)/ 次回の授業からは毎週木曜日に更新していきます。

第1回授業:『英文の法則』

はじめに

あなたは『英語』が難しいと思っていませんか?
アルファベットが意味もなく羅列してるだけだと思っていませんか? しかしもちろんそんなことはあり得ません。必ずアルファベットが一定のルールで並び、それが各英単語を作り、そしてそれらの英単語が一定のルールで順番に並べられて英文は作られています。つまり、「ルール」=『英文の法則』があるのです。
英文を見たときに、「何だこれは? ぐちゃぐちゃにアルファベットが書かれているだけじゃないの?」と感じる人は、この『英文の法則』を理解していない人たちです。

法則さえ理解すればどうってことないものです。

そしてこの法則はたったの5つです!!
この5つの法則さえ理解すれば英字新聞や英字小説を見たときの印象は「意外とシンプルだな~。 なるほど~!∑(゜▽゜ ) 法則通りだ!」に変わるはずです。

私が、英語が大の苦手だった中学3年のときに一から勉強しなおした方法も実は、英文の法則をまずは憶えるということからでした。大の苦手だった私でもできるようになったのであなたにも必ずできるはず!
根気強くがんばりましょう!!

【この回での理解目標】

さて、前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ『英文の法則5つ』を紹介していきます。この回では、『英文の法則=5つの文型』がどんなものなのかをまずは理解していきます。

【説明】

『英文の法則=5つの文型』は以下の通りです。

① +
② ++
③ ++
④ +++
⑤ +++

・・・主語「~は、~が」
★動作の動作主を表す単語(基本は名詞や代名詞)が入ります。
(例)
私は昨日、本を買いました。
彼は先生です。
彼がそれを食べました。
昨日美術館で見た絵は本当にきれいでした。

・・・述語「です、~する」
★主語が行う動作を表す単語(動詞)が入ります。
(例)
私は昨日、本を買いました。
彼は先生です。
彼がそれを食べました。
昨日美術館で見た絵は本当にきれいでした。

・・・補語
★主語の性質や状態を説明する単語(名詞や形容詞)が入ります。
(例)
彼は先生です。
昨日美術館で見た絵は本当にきれいでした。

・・・目的語「~を、~に」
★述語動詞が表す動作や作用が及ぶ対象物[人](名詞や代名詞)が入ります。
(例)
私は昨日、本を買いました。
彼がそれを食べました。

【例文】

それでは①~③の文型のわかりやすい例文を紹介します(④と⑤は今後教えていきます)。あなたが聞いたことのある文もどれかの文型にあてはまりますよ(^▽^)/

①  +  「SはVする。」
(例)
We dance. 私たちは踊ります。
run. 私は走ります。
School began. 学校が始まった。

②  +  +  「SはCです。 (S=Cです)」
(例)
My name is Ichiro Suzuki. 私の名前は鈴木一郎です。
She is a teacher. 彼女は先生です。
This is a pen. これはペンです。
This flower is beautiful. この花はきれいですね。

③  +  +  「SはOを(に)Vする。」
(例)
I love you. 私はあなたを愛しています。
He studies English. 彼は英語を勉強しています。
I have a dream. 私は夢を持っています(=私には夢がある)。
I met him. 私は彼に会った。

まずは①~⑤の文型のうちの①②③を紹介しました(※④と⑤については今後教えます)。あとはみなさん各自で使える単語数を少しずつ増やしていき、それぞれS、V、C、Oに単語をあてはめていけば英文は作れます。もちろん実際の文章にはS、V、C、O以外にも文頭、文中、文末に単語やフレーズが入ったりします。たとえば時間や場所を表すフレーズだったり副詞だったりが入ります。

(例)
I run slowly. わたしはゆっくり走ります。

School began yesterday. 昨日学校が始まった。

I really love you. 私はあなたを本当に愛しています。

He studies English with his friends at home. 彼は友達と家で英語を勉強してます。

このように文頭、文中、文末にS、V、C、O 以外の単語やフレーズが入ったとしても基本的な文型が崩れるということはありません!( ̄0 ̄)/

結論:

英文はものすごくシンプルな構造です!なので難しく考えず、まず最初に英文の 全体的な構造(大枠)を理解しましょう[まずは①~③の文型]。それが何よりの近道なのです!\( ̄0 ̄)
次回(2月18日)は、第2回授業:『代名詞』です。

【問題】

次の日本文を英文にした場合、①「S + V」、②「S + V + C」、③「S + V + O」のうちのどの文型に当てはまるでしょうか。

(1) 私は20歳です。
(2) 彼は10歳の男の子です。
(3) 彼は毎日昼の1時に昼ごはんを食べます。
(4) 私は英語が好きです。
(5) 彼らはとても賢いです。
(6) このお菓子はかなりおいしい。
(7) 昨日私が偶然会った男性はトムの兄です。
(8) 君が教えてくれた映画を昨日見ましたよ。
(9) 君が教えてくれた映画はとてもおもしろかった。
(10) 5年前に彼は死にました。

答えは下記の通りです。
※ドラッグして確認できます。
(1) S + V + C
(2) S + V + C
(3) S + V + O
(4) S + V + O
(5) S + V + C
(6) S + V + C
(7) S + V + C
(8) S + V + O
(9) S + V + C
(10) S + V

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