2016年2月の記事一覧
基礎英語 第1回『英文の法則』 -基礎から効率的に楽しく英語をマスターする勉強法
それではさっそく第1回授業からスタートしていきましょう!(^0^)/ 次回の授業からは毎週木曜日に更新していきます。
第1回授業:『英文の法則』
はじめに
あなたは『英語』が難しいと思っていませんか?
アルファベットが意味もなく羅列してるだけだと思っていませんか? しかしもちろんそんなことはあり得ません。必ずアルファベットが一定のルールで並び、それが各英単語を作り、そしてそれらの英単語が一定のルールで順番に並べられて英文は作られています。つまり、「ルール」=『英文の法則』があるのです。
英文を見たときに、「何だこれは? ぐちゃぐちゃにアルファベットが書かれているだけじゃないの?」と感じる人は、この『英文の法則』を理解していない人たちです。
法則さえ理解すればどうってことないものです。
そしてこの法則はたったの5つです!!
この5つの法則さえ理解すれば英字新聞や英字小説を見たときの印象は「意外とシンプルだな~。 なるほど~!∑(゜▽゜ ) 法則通りだ!」に変わるはずです。
私が、英語が大の苦手だった中学3年のときに一から勉強しなおした方法も実は、英文の法則をまずは憶えるということからでした。大の苦手だった私でもできるようになったのであなたにも必ずできるはず!
根気強くがんばりましょう!!
【この回での理解目標】
さて、前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ『英文の法則5つ』を紹介していきます。この回では、『英文の法則=5つの文型』がどんなものなのかをまずは理解していきます。
【説明】
『英文の法則=5つの文型』は以下の通りです。
① S+V
② S+V+C
③ S+V+O
④ S+V+O+O
⑤ S+V+O+C
S・・・主語「~は、~が」
★動作の動作主を表す単語(基本は名詞や代名詞)が入ります。
(例)
私は昨日、本を買いました。
彼は先生です。
彼がそれを食べました。
昨日美術館で見た絵は本当にきれいでした。
V・・・述語「です、~する」
★主語が行う動作を表す単語(動詞)が入ります。
(例)
私は昨日、本を買いました。
彼は先生です。
彼がそれを食べました。
昨日美術館で見た絵は本当にきれいでした。
C・・・補語
★主語の性質や状態を説明する単語(名詞や形容詞)が入ります。
(例)
彼は先生です。
昨日美術館で見た絵は本当にきれいでした。
O・・・目的語「~を、~に」
★述語動詞が表す動作や作用が及ぶ対象物[人](名詞や代名詞)が入ります。
(例)
私は昨日、本を買いました。
彼がそれを食べました。
【例文】
それでは①~③の文型のわかりやすい例文を紹介します(④と⑤は今後教えていきます)。あなたが聞いたことのある文もどれかの文型にあてはまりますよ(^▽^)/
① S + V 「SはVする。」
(例)
We dance. 私たちは踊ります。
I run. 私は走ります。
School began. 学校が始まった。
② S + V + C 「SはCです。 (S=Cです)」
(例)
My name is Ichiro Suzuki. 私の名前は鈴木一郎です。
She is a teacher. 彼女は先生です。
This is a pen. これはペンです。
This flower is beautiful. この花はきれいですね。
③ S + V + O 「SはOを(に)Vする。」
(例)
I love you. 私はあなたを愛しています。
He studies English. 彼は英語を勉強しています。
I have a dream. 私は夢を持っています(=私には夢がある)。
I met him. 私は彼に会った。
まずは①~⑤の文型のうちの①②③を紹介しました(※④と⑤については今後教えます)。あとはみなさん各自で使える単語数を少しずつ増やしていき、それぞれS、V、C、Oに単語をあてはめていけば英文は作れます。もちろん実際の文章にはS、V、C、O以外にも文頭、文中、文末に単語やフレーズが入ったりします。たとえば時間や場所を表すフレーズだったり副詞だったりが入ります。
(例)
I run slowly. わたしはゆっくり走ります。
School began yesterday. 昨日学校が始まった。
I really love you. 私はあなたを本当に愛しています。
He studies English with his friends at home. 彼は友達と家で英語を勉強してます。
このように文頭、文中、文末にS、V、C、O 以外の単語やフレーズが入ったとしても基本的な文型が崩れるということはありません!( ̄0 ̄)/
結論:
英文はものすごくシンプルな構造です!なので難しく考えず、まず最初に英文の 全体的な構造(大枠)を理解しましょう[まずは①~③の文型]。それが何よりの近道なのです!\( ̄0 ̄)
次回(2月18日)は、第2回授業:『代名詞』です。
【問題】
次の日本文を英文にした場合、①「S + V」、②「S + V + C」、③「S + V + O」のうちのどの文型に当てはまるでしょうか。
(1) 私は20歳です。
(2) 彼は10歳の男の子です。
(3) 彼は毎日昼の1時に昼ごはんを食べます。
(4) 私は英語が好きです。
(5) 彼らはとても賢いです。
(6) このお菓子はかなりおいしい。
(7) 昨日私が偶然会った男性はトムの兄です。
(8) 君が教えてくれた映画を昨日見ましたよ。
(9) 君が教えてくれた映画はとてもおもしろかった。
(10) 5年前に彼は死にました。
答えは下記の通りです。
※ドラッグして確認できます。
(1) S + V + C
(2) S + V + C
(3) S + V + O
(4) S + V + O
(5) S + V + C
(6) S + V + C
(7) S + V + C
(8) S + V + O
(9) S + V + C
(10) S + V