基礎英語 第17回『There is[are]~ 構文』 -基礎から効率的に楽しく英語をマスターする勉強法
【第17回授業 : 『There is[are] ~ 構文』】
こんにちは~(^▽^)/ さて、本日はですねぇ、ちょっとややこしい内容を教えたいと思います。
その名も『There is[are] ~』です。なんだこれは??と思うかもしれません。
この構文は、『(場所)・・・に~がある[いる]』を表す言い方です。つまり『人や物などの存在』を表す言い方です。いまいちピンと来ないですよねぇ~。。。ちょっとややこしく、そして説明もしづらい内容です(^_^;)。今日は言葉数がかなり多くなりそうです。。。読むのも大変ですよね。
【この回での理解目標】
『どこどこに何々[誰々]がある[いる]。』の言い方を覚えましょう。また、どんなときにこの構文が使われるのかを理解しましょう!
【説明】
想像してみてください。
「あなたは友達とカフェに行きました。そこでいろいろ喋ったあと、あなたはそろそろ新しい話題に変えようと思いました。『あっ!そうだ!この前行ったレストランの話しよー!』と思い、相手に話を切り出す瞬間です。」
そのような場面であなたが相手に話を切り出すとき、下記のどちらの文が切り出し文として自然でしょうか??
①レストランがうちの近くにあるんですよぉ。そこでねぇ、この前・・・
②うちの近くにレストランがあるんですよぉ。そこでねぇ、この前・・・
ちょっとわかりにくい例文かもしれませんが、このシチュエーションをみなさんなりに想像して考えてみてください。おそらく②番が切り出し文としては自然な流れの文かと思います。
では次のシチュエーションではどうでしょうか?
「友達に『昨日見た事故の話をしよー!』と思い、相手に話を切り出す瞬間です。」
そのような場面であなたが相手に話を切り出すとき、下記のどちらの文が切り出し文として自然でしょうか??
①昨日、事故があの角であったのよー。すごかったよー。
②昨日、あの角で事故があったのよー。すごかったよー。
こちらのほうがまだわかりやすかったかな? このシチュエーションではおそらく②番が切り出し文としては自然な流れの文かと思います。
何が言いたいかと言いますと、日本語でも同様、話し相手に対して、新しい情報(未知の情報)として『人や動物、物や事柄の『存在』を表す文を言いたいときには、その文の出だしにその存在するものが来るのではなく、文の途中に来る』ということです。これは日本語でも英語でも同じです。上の2つの例文でいうと、いきなり文の出だしに『レストランが・・・』『事故が・・・』は見ての通り、唐突過ぎます。相手に『人や動物、物や事柄の存在(どこどこに何々がある[あった]/どこどこに誰々がいる[いた]のような文章)を言いたいとき』でなおかつ、『話の流れ上、相手にとって新しい情報(未知の情報)』のときには、必ず文の出だしにはまず『場所を表す語句』が来ます。そしてそのあとで『~がある[いる]』と続くのが自然です。
これらの文で相手に伝えたいことは、新しい情報『~がある[いる](存在する)』ということです。 相手にとってこの新しい情報(未知の情報)が文の頭に来るのは英語でも日本語でも情報伝達の流れ的におかしく、唐突に感じます。
そこで!! その唐突さを解消するために「少し間を取る」という意味で『 There is[are] ~ 』を文頭に置きます。
日本語: うちの近くにレストランがあるんです。
英語: There is a restaurant near my house.
間違い英語: A restaurant is near my house.
日本語: 昨日、あの角で事故があったんです。
英語: Yesterday, there was an accident at that corner.
間違い英語: An accident was at that corner.
本来は、主語(S)の位置に「レストラン」や「事故」が来ますが、唐突さを避けるため、代わりに『 There 』を本来の主語の位置に置きます。そして本当の主語である「レストラン」や「事故」は『 There is[are] 』の後ろに置きます。こうすることで、唐突さを避けられ、文の出だしに間を取ることができます。
また、2つ目の例文のように過去時制の場合は、『 There was[were] ~ 』となります。ちなみに未来時制の場合は、『 There will be ~ 』となります。
さっそく下の例文を読みながら感覚を身につけていきましょう!(^0^)/
【例文】
下記の例文を見ていくと、人や動物、物や事柄の存在を相手に伝える時は、日本語でも先に『場所』を伝えてからその後に人や動物などの存在を言っていることがわかりますよ(゜▽゜)!
机の上にリンゴが一個あります。
There is an apple on the table.
このクラブには50名の会員がいます。
There are 50 members in this club.
その店の近くにたくさんの自転車がありました。
There were many bicycles near the shop.
私への[私宛の]手紙はありますか?
Are there any letters for me?
その図書館には約5万冊の本が置いております。
There are about 50,000 books in the library.
1週間前あの角で事故があったんですよ。
There was an accident at that corner a week ago.
その引き出しの中に1枚手紙が入っているかもしれません。
There may be a letter in the drawer.
世界には美しい町がたくさんあります。
There are many beautiful cities in the world.
世界にはおよそ70億の人がいます。
There are about 7 billion people in the world.
日本にサッカーファンがたくさんいることを私は知りませんでした。
I didn’t know that there are a lot of soccer fans in Japan.
次回(9月29日)は、第18回授業: 『itの用法』です。
1ヶ月近く間が空きますので復習は欠かさずしておいてくださいね~(^▽^)/♪